DIYでエコキュート計画・・・循環アダプタ設置 |
先日の日記のとおり、楽天のセールを利用してエコキュート本体の発注をしましたが、耐重塩害仕様品は受注生産ということで、多少納期がかかり6月末納入予定です。
本体が無い状態でできる事はもうほとんど無いのですが、6月末まで待っている間に少しやっつけておきましょうか、
●風呂の循環アダプタの設置
本体が届いたら単純な温水器として稼動させて、後でフルオートに移行・・・、と考えていたので、一番最後にやろうと思っていた作業ですが、この際だから先にやってしまいます。
今までの作業は、失敗しても既存の設備には何ら影響が及ばない範囲でしたが、循環アダプタの取り付けとなると、浴槽に穴を開けるので、失敗は許されません。
・・・かと言って、そんなに難易度の高い作業ではないので、気楽に行きましょう。
循環アダプタは、浴槽のRの無い平坦な場所につけないと、シールができなくて水が漏れてしまいます。
取り付け場所は100φくらいの平らな部分が必要ですが、最近のユニットバスには最初から循環アダプタを取り付ける為の場所が用意されています、浴槽を内側から手で撫でてやると平らな部分があるので直ぐにわかります。
床下に入って、浴槽を外側から見てみると、断熱材に何やら怪しげなマーキングが施されています。
我が家の浴槽には、この場所以外にもう1箇所マーキングされている箇所があり、そこも同じく内側はまっ平らな部分なので、これはまさに循環アダプタの取り付け位置を示すマーキングだと思われます。
まずは、浴槽の内側から 50φのホールソーを使って穴を開けます、一気に行って切り口から亀裂が入ったら大騒動ですので、慎重に進めます。
何度も言いますが、やっぱり道具ですねぇ(笑)、このクラスの電気ドリルになると安物とは明らかに違う安定感と安心感があります。
このように、キレイな穴が開きました。
床下に入って外側から穴の周囲の断熱材をキレイに剥がします。80φ ~ 90φくらいの範囲で剥がすイメージでしょうか。
断熱材を剥がして表面をキレイに整えたら、循環アダプタに配管を接続して一人施工用の治具を取り付けて、穴に差し込んで室内に戻ります。
室内から治具を引っ張って、内側の部品を締め付け治具で締め付けてキャップを付ければ完了です。
外側はこんな感じ。
配管は10mm保温付き架橋ポリエチレン管で、いわゆる「ころがし」配管ですが、架橋ポリ管って弾性が強いので 90°の曲げを固定するために、SPF材でサポートしています。
循環配管の反対側には何も繋がっていないので、エコキュートに繋ぐまで何かで栓をしておかなければなりません。
僕の場合は、ビニールホースをかぶせて針金で縛っておきました。
●既設給湯配管の改造
既設の床下の給湯配管にエコキュートからの給湯管を繋ぎ込むための改造をしました。
温水器をエコキュートに取り替えるだけなら、こんな作業はしなくてもいいんですが、設置場所が変わるので、床下の給湯配管を切ってエコキュートからの配管を割り込ませなければなりません。
既設の給湯配管は温水器から1本の母管があって、母管から各負荷にチーズというT型の継手で枝分かれしていく”先分岐方式”ですが、この母管を途中で切断して、ヘッダーを割り込ませる事にしました。
エコキュートからの給湯管はヘッダーに繋ぎ、ヘッダーから枝分かれする”ヘッダー方式”にしてやります。
我が家の給湯配管は保温付き銅管ですので、配管を切ったらハンダ付けか食い込み継手で繋ぐしかありません。
銅管のハンダ付けは、ちょっと練習しましたし、トーチや銀錫ハンダ・フラックスも持っているので、自分でもできるのですが、床下みたいに狭いところでトーチ振り回して火事や火傷にでもになったら大変ですので、無茶はせずに食い込み継手で施工することにしました。
配管を切断したら、リーマで切口を整えて銅管の中にインサートを挿入し、食い込み継手を差し込み締め付けます。
インサートにしても食い込み継手にしても、クリアランスが狭いので、銅管の切断からリーマ処理については、銅管を変形させないように慎重な作業になります、配管の処理を考えるとハンダ付けの方が遥かに難易度低いです。
食い込み継手からヘッダーまでは架橋ポリエチレン管で繋ぎます、ウオーターハンマーなどからの衝撃を和らげる効果が期待できます。
これが、作業が完了した状態です。
もともとは、白い被覆付銅管が一直線に繋がっていたのですが、途中で切断してオレンジの架橋ポリ管とヘッダーを割り込ませています。
継手やヘッダーに保温がしてありませんが、これは最後にやる予定です。
今は、エコキュートからの給湯管が繋がる部分は、ユニオンを付けてとりあえず閉止プラグで栓をしてありますが、正面の換気口からエコキュートからの給湯管が床下へ入って来てヘッダーに連結する設計です。
もうこれで、本体が届く前にできることは無くなっちゃいましたねぇ。
あ、床下の換気口をぶち破って配管を通すので、隙間を埋めるための化粧カバーを作らなきゃならんな。
アルミ板でも買ってきて加工するか・・・