HIDバーナー交換 |
2~3年くらい前だと、HIDのバーナーって2本セットで5万円とかしましたが、HIDもかなり一般的になってきたせいか、今では3万円くらいで買えるようになりましたね。
カーショップへ行くと、まーいろんなの売ってますわ、主流は7000ケルビン以上の製品です。
たまに勘違いしている人がいますが、このケルビンってのは、明るさではありません、色温度と言って、光源の光の色合いを示す単位です、
細かい話は割愛しますが、ローソクの光は黄色く、ガスバーナーの光は青いですよね、あれをその時の光源の温度で示したと思っていいと思います。
純正のハロゲンヘッドライトの色が大体3500Kくらい、純正のHIDヘッドライトの色が4500Kくらいです。
ところが、最近ではドレスアップを目的として、7000Kとか8000Kとかのかなり青い色が好まれる傾向にあり、お店に並ぶ商品もこのあたりの色が主流になっているようです。
僕は、青だろうが赤だろうが、光がドレスアップになるという感覚すら理解できない人なのですが(苦笑)
ドレスアップ云々は個人の好みなのでおいとくとして、光が青く見えるということは、光の中に赤とか黄色の波長があまり含まれていないということですので、白とか青系の物体はよく見える反面、黒っぽいものとか赤・黄色といった系統の色が見えにくくなります。
乾いた路面ならいいですが、雨で濡れた路面は非常に見難くなりますし、雪の日なんて最悪です、雪にばっかり光が反射して目の前が真っ白になってしまいます。
そんなわけで、できるだけ純正のHIDに近い色を探して、結局5000Kの PIAA ピクサーという製品をチョイスしてきました。
特売で、通常よりも1万円くらい安くなっていたのも理由のひとつではあります。(笑)
バーナーの交換は、左右あわせて5分もあれば完了です。
作業そのものはハロゲンのバルブの交換と大差ありませんが、作業中に間違ってスイッチが入ったりするとハロゲンならば最悪火傷で済みますが、HIDの場合は点灯初期の電圧は非常に高いので、感電死する危険がありますので、十分に注意して行う必要があります。
早速、純正バーナーと交換して夜間走行してきました。
たかが5000Kとはいえ、純正と比べると、青いとまでは言いませんが、結構白いですね。
特売になってなかったので止めたのですが、4600Kの製品にしておけばよかったと悔やまれます。
明るさは、新車の時ほどの感動はありませんが、満足できるレベルに明るくなりました。
手前付近を照らす明るさが明るくなったのはもちろんですが、遠くまで伸びるHID独特の配光が戻ってきた感じです。
やっぱり、6万キロも走ると、HIDってこんなに暗くなるんですね、
ハロゲンと違って、HIDって切れることはまず無いので、暗いと思ったら交換時期だと思います。
このバーナー、純正の新品のバーナーに比べて明るいかどうかは、今となっては判断できませんが、同等かやや暗いのではないかと思います。
バーナーだけではなくて、バラスト(安定器)も特性がへたってきているでしょうし、ヘッドライトの反射板やレンズの曇りも影響が大きいですから、バーナーだけでは新品時の明るさには戻らないんでしょうけどね。