バルコニーに水栓をつけよう! 完結編 |
2022年 02月 19日
こんな感じで、バルコニーの内側に水栓が設置されました。 ダクトを元通りに戻してから、ウオールコーナーという貫通部につけているカバーと外壁の隙間をコーキング材で埋めて、雨水がスリーブの中に入らないようにします。 コーキング材はシリコンシーラントを使いますが、普通のシリコンシーラントは塗装ができないので、塗装をする場合は変成シリコンを使います。 丁寧にマスキングして 通常は、塗装のために改めてマスキングが必要ですが、今回はすべて同色なので、はみ出し上等!!で、そのまま塗っていきます。 /
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by macroda
| 2022-02-19 12:26
| D.I.Y
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2022年 02月 18日
引き続き、ミニキッチン側の工事です。 ミニキッチンのワンホール水栓用の配管から分岐して塩ビ管に繋ぎます。 作業前の配管の状態です。 写真のとおり、水側のアングル弁を出た後に分岐ソケットをつけて、ワンホール水栓と食洗器用の水栓に分岐させています。 ワンホール水栓が、ソケットの分岐側にちょうど繋がるようにアングル弁の向きを90°変えています。 ブレードフレキで繋がった先が食洗器用の水栓(ホースを繋いでいた水栓)になります。 今回の工事で食洗器用の水栓は要らなくなるので、この形のまま分岐を流用すれば簡単です。 しかし、アングル弁はミニキッチンのワンホール水栓の水量調整のために、常時絞っているため、分岐先も同様に絞られているので、バルコニー側で水量が欲しい時に不便です。 それを考慮して、設計ではアングル弁の入口側のニップルをチーズに交換して、アングル弁の前で分岐することで計画していたのですが、アングル弁の前を触る場合は、元栓を締めなければならず面倒なので、手抜きしました(笑) カクダイ、三栄水栓、ミヤコ、KVK、TOTO、リビラックといった水栓メーカーのカタログを物色した結果、ちょうどいい商品を見つけました。 もともと付けていた分岐ソケットをキッチンヘッダーに交換しました。 バルブがある分だけ少し大きいので、キッチンの水栓に繋がる銅管との取り合いで少し傾けて調整しています。 バルコニー側へは閉止バルブを介してブレードフレキで繋ぎますが、ちょっと想定以上ごちゃごちゃしてフレキの取り回しがキツくなったので、フレキエルボで90°向きを変えてから閉止バルブを付けました。 これで、アングル弁を全開にしておいて、ミニキッチンとバルコニーとそれぞれ水量の調整ができるようになるのです。 実際に行った工事の図面がこちらになります。 分岐後のバルブとエルボの順番が逆ですが、スッキリと配管させる工夫の結果です。 続いて、ミニキッチンの仕切りを貫通させる穴を開けます、G1/2ネジの外径は約 21Φなので、22Φのホールソーを使います。 単に穴を開けてフレキを通すだけでいいんですが、一番高い位置になるこの部分に水抜きバルブをつけたいので、継手を入れるついでに仕切りに継手を固定します。 仕切り壁を挟み込んで固定するために、このような部品を準備しました。 こんな部材が売ってる訳ではなく、並行ニップルと水栓用のナット、ワッシャー、ゴムシートから切り出して作ったゴムワッシャーを組み合わせて使います。 ニップルは、普通のテーパーネジに見えますが、両端とも並行ネジのニップルです。 このように仕切りを挟んで両側からナットで締め付けます。 反対側には、このように水抜きバルブを介してブレードフレキで取出弁とつなぎます。 冬季には凍結の恐れがあるので、屋外の配管からは水を抜いておきたいのですが、水抜きのためには、高い場所に空気を吸わせるバルブが必要です。 分岐部分からの接続はこんな感じになりました。 そして、仕切りの向こう側の配管です。 フレキの先は、壁を貫通した塩ビ管と繋がりますが、ただのフレキニップルではなく 90°向きを変えるネジ変換エルボで接続することで、キャビネットの中で邪魔にならずに配管できます。 /
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by macroda
| 2022-02-18 18:02
| D.I.Y
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2022年 02月 18日
塩ビ管の配管を行います。 スリーブの中に入る部分は寸法の調整がシビアなので、この部分だけ先に作ってしまいます。 エルボと水栓ソケットを短管でつなぐだけですが、ソケットを壁の面に合わせた状態で、エルボがダクトの所定の位置になるように正確に寸法を調整するのが肝になります。 建物の外壁とバルコニー壁では厚みが違います、左が建物の壁用で右がバルコニー壁用です。 塩ビ管の接着についてはここで書くと長くなるので、他の詳しいサイトに任せますが、ここまで差し込むという目印をつけて、接着剤を塗ったら一気に目印まで差し込む必要があります。 どの程度の力加減でどこまで入るというのは、材料の違いや気温など各種条件で微妙に変わるので、材料が無駄になりますが、テスト接着して差し込み代を確認するのが確実ですね。 塩ビ管は衝撃に強い HIVPを使います。 差し込み代を考慮して、専用のパイプカッターで切断します。 塩ビ管メーカーは、これで切ると断面が白化して強度が落ちるという理由で、推奨していないようですが、ノコギリで切ると寸法狂うし、ゴミが出るし、バリ取りしなきゃいけないし、時間かかるし…で、こいつならスパっと一発です。 貫通部~貫通部までの配管を接着し、最初に作っておいたスリーブに入る短管部分のエルボと接着したら、出来上がりです。 塩ビ管の可撓性を利用し、両方の貫通穴に差し込みつつダクトの配管クリップに嵌めこんだら塩ビ管の作業は終わりです。 最終的に、通水して水漏れがないことを確認するので、また取り外すのですが、一旦つけておきます。 水栓を取り付ける部分を水栓のフランジ面に合わせて面取りをして整えます。 外壁が凸凹しているので、一番高い部分に合わせてパテを盛るか、一番低い部分に合わせて削るかのどちらかですが、仕上がりがキレイに見えるのは後者ですね。 という事で、一番凹んだ部分に合わせて面取りをします、そのままだと外壁が水を吸ってボロボロになってしまうので、カチオンシーラーで固めてから、塗装して仕上げます。 バルコニーの内側につけた給水栓ソケットに、ガーデン用のちょっとだけオシャレな水栓を取り付けます。 これで、屋外の作業は一旦終わりです。 /
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by macroda
| 2022-02-18 07:44
| D.I.Y
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2022年 02月 13日
このような作業をする場合、まずは墨出しからです。 外壁に塩ビ管用のダクトを設置しますが、バルコニーに付ける水栓の位置を決めて、そのまま貫通する位置から壁にそって水平にミニキッチン横まで線を引きます。 配管の水平の確認だけなら水準器で十分ですが、壁の裏と表で同じ高さを測るような場合にはレーザーレベラーがあると便利です。 壁に貫通穴を開ける場合、エアコンの穴も同じですが、手抜き業者(というかほとんどの業者)は内側と外側に穴を開けて、そのまま配管を通して、壁の隙間をパテで塞いでおしまいです。 壁の中の空間は屋外・屋内とも縁を切っておく必要があるので、穴をあけたらスリーブというパイプを入れましょう。 エアコン用なら 65φか 70φのスリーブが市販されていますが、今回は塩ビの水栓ソケットが通るギリギリの穴にしたいので、内径 35φくらいの何か都合のいいパイプを探すしかありません。 樹脂製電線管の VE36が、内径35φでちょうどいいのですが、肉が 3.5mmもあってもっと薄いのあったらいいのにと思いつつ、ぶらっとホームセンターを徘徊していたら、いい物を見つけました。 これは、三角コーンでバリケードを作るコーンバーという商品で、外径34φ・内径32φ価格も 600円ほどと、もうこれ以上ないくらいうってつけの商品を見つけてしまい、ニタニタしながら買ってきてしまいました。 水栓ソケットの鍔の分ちょっとだけ太いので、鍔を削って隙間なくぴったり入るように細工しています。 貫通穴を開ける位置が決まったら、壁の外側から 35φのホールソーで穴を開けます。 下地やブレスなどがある場所を避けるように、設計段階で調べておく必要があります。 雨水が室内に入ったりしないように、わずかに外に向かって下り勾配になるようにしています。 バルコニー壁も同様に。 穴が開いたら、少し長めに切ったスリーブを差し込みます。 わずかに隙間がありますので、壁との隙間をエポキシパテで埋めてシールします。 スリーブを壁のツラで切断し、隙間をパテで埋めて固まるのを待ちます。 少し力を入れて押し込まないと入らないくらいのクリアランスです、むしろバッチリです。 ダクトのカバーは、白だと目立つので外壁と同色に塗装します。 /
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by macroda
| 2022-02-13 13:42
| D.I.Y
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2022年 02月 11日
しかし、植物を栽培したり掃除の際などホースで水を使いたい事が意外と多いものです。 過去には、バルコニー真下にある庭の立水栓から分岐して、塩ビ管を壁に沿わせ、バルコニーの手すりを上越しして水道を引いていた事もあるんですが、冬季の水抜きの際に、庭とバルコニーを往復しなければならず面倒なのと、いかにも仮設感があって見栄えが悪いので数年前に撤去しました。 撤去後は、ミニキッチンのカウンターに食洗器用の分岐水栓をつけて、 必要な時だけホースを繋ぐことで、それほど不便にも思っていませんでした。 しかし、ここ数年SUPやダイビング等のマリンスポーツを始めてから、バルコニーを洗い場として使うことが多くなり、いちいちホースで水を引いていられなくなってきたので、水栓をつけてしまおう!!という計画です。 バルコニーも所詮は屋外なので、水栓をつけるにしても屋外で完結するべきと思っていて、以前と同じようにバルコニー下の立水栓から分岐して、しっかりダクトに入れるなどして、せめて見栄えをよくしようと設計を始めたんですが、よくよく考えてみれば、バルコニー横のミニキッチンまで水道が来ているんですから、そこから分岐して配管するのが合理的ですよね。 屋外で完結せず、建物の外壁に貫通穴を開けることになりますが、エアコンでも貫通穴を開けているので同じことです。 ミニキッチンとの位置関係は、外から見ると、こんな感じになっています。 ミニキッチンから赤の線にように、壁を貫通して外に出て、外壁を伝って水栓の位置でもう一度壁を貫通させるという方法が最も合理的という結論に至りました。 可能なら、一旦壁を壊して壁の中に配管するのが一番キレイに仕上がり、冬場でも凍結の心配がないのですが、水栓ごときにちょっと大がかりすぎで、コストパフォーマンスが悪すぎますね。 水道の工事に必要な知識はいろいろありますが、まずは配管の種類とそれぞれのメリット・デメリットを知ったうえで、何を使うか決める必要があります。 それこそ壁の中や床下の配管だと、今時は架橋ポリエチレン管を使うのが一般的ですが、ポリエチレン管やポリブデン管は、最小曲げ半径が150mmくらい必要で、今回のように90°曲げがあるようなダクトに入れる配管には向いておらず、このような場合は塩ビ管が最適です。 塩ビ管は、紫外線対策をしないと劣化する(それでも10年以は持ちますが)事や、施工が簡単そうで実はなかなか奥が深く、経験が必要というデメリットがありますが、理解した上で施工すれば大丈夫です。 ということで、屋外はダクトに入れて紫外線対策をして塩ビ管を使用し、屋内はブレードフレキを使用することで設計しました。 塩ビ管とフレキの接続や、既設の水道管との接続に各種継手類を使用しますが、継手を選ぶ際にネジの種類と組み合わせに関する知識が必要になります。 水道管の継手には、平行ネジ(Gネジ)とテーパーネジ(Rネジ)があり、更に水栓用のオネジのPJネジやメネジのRPネジというのもあり、非常に複雑です。 やっかいなのは、オネジとメネジの組み合わせに、パッキンを使用する組み合わせやシールテープを使用する組み合わせ、組み合わせてもシールできないものがあって、本当にややこしい。 と言ってもそんなに難しい話ではないので、知っているか知らないかだけですけどね。 以上のことを踏まえて、設計図を手書きでスケッチしました。 / #
by macroda
| 2022-02-11 17:06
| D.I.Y
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